早いもので2019年も2月になりました。
ミハタヤにとっても、この1か月は準備や新作の製作などでとくに早く感じています。
何の準備かと言いますと、2月13・14・15日に開催される『ててて見本市2019』に参加します。
バイヤーさん向けの展示会で東京であり、福岡以外の展示会に参加するのは初。
いつも通り、ゆったりとやるのかなと思いきや、スタッフの後押しもあり、これまでにない準備をしております。近場ではないという事で什器の見直しやカタログなどの販促品、当然新作など、当たり前と言われれば当たり前のことばかりですが、一人ではどうしても後回しにしていたことや見なかったことにしていたことなどを作りました。
そんななか、みはたやが大切にしていることを再確認できたことがありました。
今回の展示会、みはたやの新作は当然ですが、スタッフHANADAのオリジナル新作も製作してもっていきます。簡単な機械を使った作業や電動工具などは少しずつ使えるようになってきているのですが、まだゼロから完成までは加工できないスタッフ。
難しいところは私が加工してカタチにしていくのですが、スチレンボードで試作してきたものが、なかなか難しいデザイン。
正直、はじめて試作を見た時は間に合わない、次回の展示会だなと。
オーダーで一つだけを作ればいいという事ではなく、同じものを量産出来て、商品として世に出さないといけないので、しっかりと生産工程まで考えないといけないんです。
それを考えると、なかなか難しい。
ただ、いくつかの試作品を見ると、あまり形の変わらないものをいくつも作って、持ち手の角度や長さ、細さを少しづつ変えて、何度も検証した跡。
それを見ると次回とはなかなか言えないもので。
基本的にうちはオーダーのご注文の時は製作や強度のアドバイスはするのですが、デザインに関してはあまり意見はいれません。当然、悩まれているときや形からのご依頼であれば一緒に考えるのですが、デザイナーさんやイメージが出来上がっている方にはそのままのイメージをカタチにすることを心がけています。
そのデザイナーさんが1mm違う線や1度しか違わないその角度を決めるため何度も悩み、やり直して考え抜いていると思っているので。
製作者側から言うと、その1mm、1度がなければ加工時間が何倍も違う事は多々ありますし、それにより形に出来ない可能性だってあります。
それでも、その1本の線の思いを考えるとなんとかしてカタチにしてあげたいと思うし、大切にしたいところではあります。
まあ、出来ないものは出来ないのですが(笑)、今回は何とかできたので書いてみました。
明日からの展示会、これを持って大成功にしてきます!