勉強が面白い

今回は家具工房らしく、家具の話を。
うちの工房、デザインや素材、作り方や作る物など、こだわりはあまりなく、基本的にご依頼があればそれを作るようにしています。
無垢材も使うしフラッシュ家具も作る。大きな家具も作るけど小さな雑貨もつくる。木材だけでなく真鍮など異素材とも組み合せる。

そんな感じで色々やっているのですが、数少ないこだわりの一つとしては、私自身が面白いと思えることを作るようにしています。
面白いという感覚も色々あって、製作技術が面白いや形が面白い、深い意味はないけど気持ち的に面白い、などなど。
この基準はかなり低い(基本的に何でも面白みがあると思ってしまうので)ので、商品の振れ幅は大きいように思っています。

無垢の本棚やテーブルなどを作った後に、バングルのようなアクセサリーやコロコロのような生活雑貨など、かなりの振れ幅です。
そんな中でのご注文、うちでは珍しく作家さんが作られるような椅子のご依頼。

当然のようにこれは面白い。製作技術的に面白い。
漠然と、こんな感じで作るのかなとイメージはしていたけど、実際に作るとなると、時間や金額、強度などを考えないといけないので、これがまた勉強になって面白いんです。

特に今回は、時間も少なく、数が多いという事で、近くの作り手友達に協力を依頼。
これもまた、うちでは違う作り方や知識、考え方などを知ることが出来、刺激があって本当に面白い時間でした。

具体的な話をすると、笠木の曲げ木、座面の座彫り加工、スポークの強度、反り鉋の使い方などが勉強になり、
材料もうちではほとんど使わない欅(ケヤキ)、加工の難しさや色味、硬さなど、これまた楽しくできました。

加工後は恒例のような作り手友達と意見交換。
作り方や知識、情報、改善点、次の試みなどを色々と話すのですが、これもまた楽しみの一つ。
ここの場でも、また一段と勉強ができるんです。ホントに色々やっているな~と感心させられます。

そんなこんなで一通り作業は終わりましたが、
今回も感じたのは勉強は面白いという事、周り人はいろいろやっているという事、まだまだ勉強不足な事。
ただ、これからも面白いことが多そうです。
というまとめで。

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DSC_0121久しぶりの日記更新です。